OBOGガイドブック 現役大学生と卒業生を結ぶキャリアマガジン
倉重 英樹 株式会社シグマクシス 「真の価値創造のためにあるべきコンサルティングの新しい形とは?」

倉重 英樹 株式会社シグマクシス
OBOGプロフィール
1942年生まれ、山口県出身。1966年早稲田大学政治経済学部卒業、同年日本IBM入社。1993年取締役副社長。同年、プライスウォーターハウスクーパースコンサルタント(PwCコンサルティング)代表取締役会長に転身。2002年、IBMのPwCコンサルティング買収に伴い、IBMビジネスコンサルティングサービス代表取締役会長に。2004年日本テレコム代表取締役社長。2007年RHJインターナショナル・ジャパン代表取締役会長(現職)。2008年5月シグマクシス代表取締役CEOに就任。

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「やるべきこと」より、「やりたいこと」を明確にする


そういう意味では、学生のみなさんには、「どういう会社に入るべきか」と考えるより、「自分が何をやりたいか」ということを明確に持ってほしい。最近は、インターネットで膨大な量の情報に触れることができるからかもしれませんが、「正解を探す」ことに時間を費やす人が多くなっているような気がします。「やりたいこと」をもたない人が「どうあるべきか」、「何をやるべきか」と、答えのない命題をひたすら考えている間、「やりたいこと」をもっている人は常に前に向かって動いています。正しいことを探すより、やりたいことに向かって自分を動かしていった方が、経験的に学ぶ量が増えるので、意思決定の量も多くなります。たとえば本屋に行って「どの本を読んだらよいか」を何時間かけて考えても、わからないし意味がない。それよりはまず読んでみるべきです。今の学生さんは何においても効率を求めすぎる傾向があるのかなと感じます。まず動いてみないとわからないことは、実はたくさんあるのです。

「楽」という字には、「たのしさ」と「ラク」の二つの読みがありますね。でも二者択一です。「ラク」しようと思ったら、回り道のない安全な道を歩いたほうがいい。でも「楽しさ」を重視するなら、「ラク」ではないけれどもチャレンジ満載な道を歩いたほうがいい。自分はどっちのタイプなんだろうかと考えてみると、就職活動のいいヒントになるのではないでしょうか。
自分を水にたとえてみて、目の前に木曽川、利根川、淀川が流れているとする。「どの川を流れるべきか」と考えるよりも、「自分は水としてどういう流れ方をしたいか」と考えてみる。そうすると、おのずと自分の流れる川は決まるでしょう。人生も同じなのではないかと私は思っています。


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