組織課題に対してワークプレイスの面からアプローチする
リクルートを離れた後、自分に課せられるテーマに懸命に取り組み、より周囲の役に立てる立場を選んできた結果行き着いたのが、オフィス関連のプロジェクトマネジメント事業を立ち上げるための独立でした。その事業も軌道に乗り、自信を掴みかけた頃、リクルート時代の上司が組織人事領域のコンサルティング会社を立ち上げ、そのオフィスづくりを手伝いました。このプロジェクトを契機に、自身の事業を持ち込む形で、リンクアンドモチベーショングループに14番目の社員として参画することになりました。オフィス関連の仕事は、表向きは建築系の仕事のように見えますが、その本質は、ワークプレイスという題材を使って組織課題に対して問題解決に取り組んでいるという側面が強いのです。ワークプレイスには、床や壁、オフィス家具など目に見える施設・装備から、IT環境のようなプラットフォームまで含まれます。かっこいい素敵なオフィスがあっても、そのオフィス自体には価値はありません。あるいはどんなに立派なIT環境があっても、それ自体に価値はないわけです。使う人間がどう捉えて、どう活用するか、そして、何を感じるか、そこに価値があるわけです。組織課題とワークプレイス課題、このテーマに本格的に取り組めるチャンスを得た転身でした。
また、プロジェクトマネジメントというプロデュース業を行うにあたって、デザイナーとビジネスの橋渡し役を担う意識を強く持っています。志や想いをもって、デザイン業務に真面目に懸命に打ち込んでいる人はたくさんいます。しかしながら、ビジネスフィールドにおいてのその価値はなかなか正当には認められず、厳しい環境の中でその力を十分発揮できていないというのが、日本の現状でしょう。チャンスを掴み切れていないデザイナーに対しての機会提供、環境支援も、私個人としてのテーマとなっています。
今見えている景色は小さい
まず、山に登って大きな景色をつかもう
私は、このテーマを追求したい、この先生のもとで学びたいという想いで、大学・学科を選んだタイプではありません。 多くの大学生は私と同じように、
〝たまたま〟の積み重ねで今の所属にいるのではないでしょうか?これまで
〝たまたま〟の積み重ねの中で、「これだ!」と思えるテーマを見つけられた人は、是非、それを深めることに注力して欲しいです。俗な価値観に左右されずに、そのテーマを追求することが、長い目で見ると他の人には真似できない価値を発揮できる人になる近道だと思います。まだ「これだ!」の無い人は、意図的に視野を広げる選択をすることを強くお勧めします。特に、理系に進んだ人は中途半端に狭い世界に入り込んでしまうことで、多くの経験を積める貴重な機会を逸するリスクが高いと思います。「これだ!」を見つけるのは、焦っても無理です。まずたくさんの経験を積んで、少しずつ山に登って視野を広げるしかありません。今は見えていない、これから広がる新たな景色の中にしか、それは存在しないのです。経験を積む、視野を広げる、という意味では、二十代が最も重要な時期でしょう。自分自身の感覚と想いを信じて、前進するのみです。

| 学生時代に熱中した事: | 設計課題 |
|---|---|
| おススメの一冊: | 『竜馬がゆく』(司馬遼太郎 著) |
| 毎日続けている事: | 起床後に朝日を浴びる |
| 将来の夢・目標: | 奥さんと世界一周旅行 |
| 最近注目のモノ: | カーシェアリング |
| 仕事で大事にしている事: | 期待を上回る |
株式会社リンクプレイス
事業内容:
モチベーションエンジニアリングを用いた様々な「場」の構築とその運営支援
所在地:
〒104-0061 東京都中央区銀座1-13-1
ダビンチ銀座一丁目7F
