OBOGガイドブック 現役大学生と卒業生を結ぶキャリアマガジン
アクセンチュア出身創業経営者が語る 成功する事業家の条件とは

事業家として成功するためにはコンサルタントの経験は弱点になる

コンサルタントを経験したから事業家になれたわけではない


他ファームも含めたコンサル業界同期入社には、創業経営者が多いのですが、就職活動時点からの仲間が、それぞれのファームに入ってからも、勉強会を開催するなどして、互いに刺激を与えあった結果だと思います。その中でも、優秀な人から順に、会社を辞めて何かしらのネットビジネスに熱中し、想いを形にしていくのを間近に感じ、私もビジネスプランを考えるようになりました。たくさん考えたプランの中でも、化粧品の分野が市場規模に対する宣伝広告費割合が一番大きいことに着目して、今の事業を立ち上げました。よくコンサルタントは経営を学べるので事業家として成功すると思われますが、それは大きな誤解です。コンサルタントは、営業の仕方やお金の稼ぎ方を知らず、言葉でしか経営を知らないといった弱点が明確にあります。それよりも、事業への執念や真面目さ、ビジネス環境の分析能力、応援してくれる仲間とのネットワークがあってこそ事業家として成功できるのだと思います。事業家として成功するためにはコンサルタント出身である必要は全くないのです。それよりも、どのような人物に刺激を受けながら切磋琢磨しあえるのかが重要だと思います。私たちの世代では、コンサル志望の学生たちがまだまだ少数派だった時代で、尖っている仲間が多かった。今のコンサル志望の学生は、ブランド志向が増えているように思うし、当時の自分たちとは違う人種なように思います。今だったらネット系ベンチャーを志望している層が、当時の私たちの雰囲気に近いと感じています。


メディアから小売・流通までを融合させたマーケティングで化粧品会社の海外進出に貢献する


私たちが創業以来育ててきた化粧品クチコミサイトである@cosmeは、おかげさまで日本最大で月間2億以上のPV(ページビュー)を誇るサイトにまで成長し、化粧品メーカー様のマーケティングを支援して多額の広告費もいただけるビジネスに成長しました。
その過程で、ユーザーが高く評価している化粧品が、必ずしも一番売れるとは限らないという矛盾に気づきました。たとえば、一番お客様の目につく店頭の棚は、店主と化粧品販社との間の取引条件などで決まったりするので、必ずしもユーザーの欲しがる売れ筋を販売店主が品揃えできているとは限らない現状があるのです。これまでに成功してきた広告やバズマーケティング事業にとどまらず、全国の小売店の店頭の売り場作りのお手伝いにもビジネス拡大の可能性があると思いますし、私たちがリアル店舗を運営することで、実際の販売データを蓄積し、化粧品分野のマーケティング企業としてのポジションを確立し、より化粧品メーカーや販社や小売店に役立てる企業になれると考えています。
また、@cosmeの立ち上げ以来ずっと大切にしてきたユーザーやクチコミの質の向上は、Yahoo!や講談社などとアライアンスを組むことなどの施策によって功を奏してきています。まずは日本で質の高いメディアとして、インターネットから小売・流通までを融合させたビジネスモデルを確立させ、近い将来に、より大きな市場である中国などアジア市場も狙えるようにしたいと考えています。海外進出する際は、単なるメディアとしてだけではなく、高品質な化粧品だけを紹介する店舗も展開することで、日本の化粧品メーカーのグローバル市場におけるブランディング戦略への貢献にも挑戦してみたいですね。



株式会社アイスタイル
代表取締役社長兼CEO 吉松徹郎


学生時代に熱中した事: アメフトと時給のよいカラオケ屋でのバイト
おススメの一冊: 『自由であり続けるために、
僕らは夢でメシを喰う』
毎日続けている事: 犬の散歩
将来の夢・目標: 生活者の声を市場に届ける
最近注目のモノ: 電気自動車テスラ・ロードスター
(The Tesla Roadster)
仕事で大事にしている事: 本質とは何かを考え、行動すること。

前のページへ / 1 / 2


株式会社アイスタイル
事業内容:
化粧品クチコミサイト@cosme(アットコスメ)の企画・運営、関連広告サービス、マーケティング・リサーチサービスの提供

所在地:
〒107-0062 東京都港区南青山1丁目26番地1号 寿光ビル4F

株式会社アイスタイル 代表取締役社長兼CEO 吉松 徹郎氏 写真 株式会社アイスタイル 代表取締役社長兼CEO 吉松 徹郎氏 株式会社アイスタイル 代表取締役社長兼CEO 吉松 徹郎氏 出身大学

僕が起業する頃、コンサルタントとして続けることも十分考えられましたが、本当に自分が挑戦したいこと・成長できる状況は何かを考えて起業しました。あの時の判断は今考えても間違っていなかったと思います。皆さんも自分が本当に何をやりたいのか、どう成長したいのか、就職活動を通して自分と向き合い、人生を一歩ずつ前に進めていって下さい。





青山学院大学
慶應義塾大学
上智大学
中央大学
東京工業大学
東京大学
東京理科大学
同志社大学
一橋大学
法政大学
明治大学
横浜国立大学
早稲田大学
その他・海外大学

インターネット・IT
コンサル
金融
メディア
リサーチ・シンクタンク
メーカー
社会インフラ・不動産
人材

20代
30代
40代
50代
60代