2008年9月30日(火)
人間の考えることには、「言語化していてはっきり自覚している部分」と、 「自分でもなんとなく感じているのだが言語化していないもやもやした部分」が混在している。
その区別をしっかりとつけ、言語化していないもやもやした部分の言語化をすすめることで、考えがまとまるわけだが、そもそも「気づいていない部分」をいかに思考の中に組み込むかも重要になってくる。まずは、ロジカルシンキングのベースとなる全体像の把握ができるようになる必要がある。
もやもや部分を言語化したり、気づいていない部分に気づくようになるには、常に取れる選択肢をすべてリストアップする習慣をつけることが大切である。 日常のどんな些細な場面であっても、そもそもどんな選択肢が取れるのか?を常にゼロベースで考え続けることで、言語化していない部分をはっきりと自覚するようになったり、 気づかなかった部分に気づくようになり、全体像の把握がうまくできるようになる。
たとえば、冷蔵庫が壊れたケースを考えてみよう。
冷蔵庫が壊れてしまったとき、多くの人はどこに買いに行こうか?と考えたり、どのメーカーの冷蔵庫にしようか?と考えはじめることが多いだろう。 しかし、そもそも、この状況で取れる選択肢は他にないのか?を一歩引いた視点で考えてみる必要がある。 そもそも、「新しく買う」か「買わない」という大きな二つの選択肢に分かれることに気づくだろう。 「新しく買う」という選択肢があるのであれば、その対極にある「買わない」という選択肢もある。 常に足して100になる補完し合う選択肢の組み合わせを考えること。これがフレームワーク思考(詳細は別コラム参照)である。
さらに、「買わない」場合にも、「修理する」場合と「誰かにもらう」場合と「なしで過ごす」場合という3つの選択肢が存在している。 冷蔵庫が壊れたこの機会に、せっかくだから冷蔵庫なしで過ごせないか?をゼロベースで考えて、自分の生活習慣を見直してみるのも良いかもしれない。
さすがになしでは過ごせない人も多いだろうから、その場合には、誰かにもらえないか?あるいは、修理できないか?を検討すると良い。 その方がエコだ。修理の場合にも、自力(自分で直す)と他力(業者または友人にお願いする)という2つの選択肢が存在しているので、安易に業者を呼んではいけない。 それまでに何度も壊れて修復見込みがなかったり、そろそろ新しいものが欲しい場合などに、はじめて「新しく買う」という選択肢が出てくるべきだ。 「新しく買う」場合でも、いきなりどこのメーカーにするか?を考えるのではなく、大きく「中古で買うか」「新品を買うか」を考える必要があるだろう。
こうして網羅的にリストアップした選択肢を前にして、自分の中で討論を繰り返し、誰がみても納得感の高い結論を出す訓練をすることがロジカルシンキング力を養うことにつながる。

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